
去る、2/14日バレンタインディーに、三井不動産の同期生のご厚情によりまして、六本木の東京ミッドタウン(旧防衛庁跡地)の見学会がありました。雨あがりで空気がきれいだったため、東京各所、関東平野、筑波山、赤城山、富士山などが眺望でき、感激致しました。
(1)この計画の特徴は、国や都と協力体制が良くできたこと。具体的には、区の公園をそのままオープンスペースに取り込んで、造成および建造物改築、管理を委譲されたこと、地下鉄駅と直接のアクセスルートが許可されたこと、東京タワーの高度とほぼ同じため各種電波の補償を行うことで許可されたこと、等を聞きました。高さ的には森ビル(ヒルズ)、東京タワー、ミッドタウンタワーがほぼ同じようです。
(2)耐震工法に新しい、制震工法アンボンドプレースを採用していること。竹中と新日鉄による開発です。プレースの真ん中がエネルギー吸収部材が膨らみます。
(3)テナント会社単位のバーコードゲートではなく、建物そのものが各所にバーコードゲートを設置していること。ただ、ある外資系会社と標準仕様が違って困ったそうですが。
(4)ホテル、住居があること。ホテルは43階より上の最上部を占め鳥瞰は最高です。車によるアクセスルートも地下道形式の周回するものがあります。他に地下鉄駅とは直通道ができる予定です。
(5)オープンスペースに区の公園をそのまま取り込んでいること。平面的でシンプルな散策道となっています。
(6)現在まだ工事中なのと、メインタワーのテナントは空きがありますが、グランドオープンは3/30です。
(7)環境面では、CO2削減で脅威の数値を達成したそうです。コージェネや再利用システムの組み合わせですが、最適設計手法に優れているようです。
http://www.tokyo-midtown.com/japanese/about/index.html